2017.8.30

スポーツ文化を考える Vol,13

 
羽崎 貴雄
一般社団法人鬼ごっこ協会 理事

 今回は部活とスポーツの関係について書いていきたいと思います。
 
 日本にとって部活というものは非常にスポーツにとって大きな意味を持っているものです。中学や高校ではスポーツを行う子供のほとんどが部活によってのものであると思います。それだけ、部活というものは日本の子供達にとってのスポーツに大きな意味を持っています。
高校野球に代表されるように部活スポーツは非常に青春の代表的なものにもなっています。部活から学ぶことや得ることも非常に多くあるのではないかと思います。
 
 しかし、現在、その部活の今後も不透明になってきているのも事実です。教諭の働く環境の改革により、部活の存続の危機が今後訪れるかもしれない事態になっています。部活は先生にとっては正式な業務ではなく、あくまでもボランティア的な意味での活動であります。あくまでも先生の個人的な自主業務として部活の顧問というものは成り立っています。だから、先生たちの働く環境改善とセットになった時、部活の存在が危ぶまれるのです。
 
 今後、部活をどのような形で部活を行っていくのが良いのかを真剣に議論しなければならない時期になったのだと思っています。先生たちの働く環境を考えた上で、子供たちがスポーツをどのように行っていくのが良いのか。私は地域でスポーツの環境をしっかり整えていくことがこの解決の糸口になっていくのではないかと思っています。

羽崎 貴雄 / Hazaki Takao

一般社団法人鬼ごっこ協会
   専務理事
   チーフ・パーティー・エンジョイナー
国際スポーツ鬼ごっこ連盟 理事長
鬼ごっこ総合研究所 副所長/研究部長


1983年京都府生まれ。2006年青山学院大学経済部卒業。俳優、舞台・映画プロデュース活動中の2007年(株)アミカ企画を設立、代表取締役社長に。地域に密着した映画や舞台、イベントプロデュース事業を行う。2010年(一社)鬼ごっこ協会設立、理事に就任、事業統括を担当。2014年国際スポーツ鬼ごっこ連盟設立、理事長に就任。現在スポーツ鬼ごっこの国際化に向けた活動に従事している。
<資格>
保育士